イベント情報

重点課題5に関連するシンポジウムやワークショップなどのお知らせです。

重点課題⑤「エネルギーの高効率な創出、変換・貯蔵、利用の新規基盤技術の開発」第1回連携推進ワークショップ :触媒元素戦略研究との連携を求めて

開催趣旨

「ポスト京」プロジェクトでは、「京」の100倍の性能を発揮する次世代高速計算機を用いて、社会的課題の解決に向けた取り組みを行うことが重要な課題の一つである。重点課題5においては、エネルギーの高効率な創出,変換・貯蔵,利用に関わる研究開発において、計算科学が先導的役割を発揮することを目的としている。即ち、現代の物質社会の根幹を支える触媒科学における研究開発において、触媒反応メカニズムの解明や触媒設計原理の提示を通して、計算科学が触媒研究において本質的な役割を果たすことを目指している。そこで、本研究会では触媒科学における上記テーマに関わる研究動向を明らかにするために、理論計算研究者および実験研究者に講演を依頼する。また、計算科学アプローチの方向性について、実験研究者を含めて討議することも目的とする。他方で、「元素戦略」プロジェクトでは、希少元素の代替や省資源化あるいは最先端諸科学の連携による重要な高性能材料の創成を目指しており、電子論グループが触媒メカニズムを明らかにし、新規触媒系を提案することが求められている。従って、「ポスト京」と「元素戦略」プロジェクトは、その目指すところに共有点が多いことが理解できる。そこで、本研究会では、「ポスト京」と「元素戦略」プロジェクトの研究動向を紹介し、両プロジェクト間の共同研究を含めた協働体制の構築について議論する。

開催概要

主 催 ポスト「京」重点課題⑤「エネルギーの高効率な創出、変換・貯蔵、利用の新規基盤技術の開発」
共 催 ・京都大学 実験と理論計算科学のインタープレイによる触媒・電池の元素戦略研究拠点
・北海道大学 触媒科学研究所
日時 2016年11月29日(火) 13:00~17:35 及び懇親会
2016年11月30日(水) 09:30~15:55
場所 北海道大学工学部フロンティア応用科学研究棟1階セミナー室1(105席)

場所:フロンティア応用科学研究棟

アクセス:北海道大学工学部

参加費 無料(但し、懇親会費(4,000円を予定)を除く)
懇親会 11月29日(火) 18:00‐20:00

エルム(会場より徒歩5分)

参加登録

  • *Webでの参加お申込締切:2016年11月21日(月)まで
  • *当日受付も行います

講演プログラム

■第1日目:11月29日(火)13:00~17:35
セッション1:
座長:長谷川 淳也(北大触媒研)

13:00 – 13:05 挨拶 長谷川 淳也
(北大触媒研)
13:05 – 13:40 「CO2還元光触媒の新展開」 石谷 治
(東工大院理)
13:40 – 14:15 「二酸化炭素・カルボン酸類の触媒的水素化を利用する化学品の一段合成」 清水 研一
(北大触媒研)
14:15 – 14:50 「反応経路自動探索プログラムGRRMの開発と触媒への展開」 前田 理
(北大院理)
14:50 – 15:25 「酸化セリウム触媒の酸・塩基点の役割:第一原理シミュレーションによる解析」 中山 哲
(北大触媒研)
15:25 – 15:50 休憩

セッション2:
座長:武次 徹也(北大院理)

15:50 – 16:25 「計算科学は電極反応を正確に記述できるか?:計算屋からの視点」 杉野 修
(東大物性研)
16:25 – 17:00 「計算科学は電極反応を正確に記述できるか?:実験屋からの視点」 大澤 雅俊
(北大触媒研)
17:00 – 17:35 「新規電極触媒の開発 – 理論と実験のインタープレイ」 魚崎 浩平
(物材機構)
18:00 – 19:30 懇親会@エルム
会費¥4,000円を予定

■第2日目:11月30日(水) 9:30~15:55
セッション3:
座長:榊 茂好(京大ESICB)

9:30 – 10:05 「大規模並列量子化学計算プログラムの開発とその応用」 石村 和也
(分子研)
10:05 – 10:40 「分割統治型密度汎関数強束縛分子動力学(DC-DFTB-MD)シミュレーションの開発・応用と展望」 西村 好史
(早大理工研)
10:40 – 11:00 休憩
11:00 – 11:35 「包接水和物の生成・分解機構」 矢ケ崎 琢磨
(岡大基礎研)
11:35 – 12:10 「クラスレートハイドレートにおけるガス貯蔵性の実験的研究」 竹谷 敏
(産総研)
12:10 – 13:10 昼食・休憩

セッション4:
座長:江原 正博(分子研)

13:10 – 13:45 「第一原理シミュレーションによる固体触媒表面上でのNO, CO, CO2分子の吸着と反応過程の研究」 森川 良忠
(阪大院工)
13:45 – 14:20 「鉄系複合酸化物の結晶構造を利用した自動車排気ガス処理触媒の開発」 細川 三郎
(京大ESICB)
14:20 – 14:40 休憩
14:40 – 15:15 「金属微粒子触媒によるNO分解反応のメカニズム」 福田 良一
(京大ESICB)
15:15 – 15:50 「担持合金ナノ粒子の構造と触媒機能」 宍戸 哲也
(首都大都市環境)
15:50 – 15:55 閉会挨拶 江原 正博
(分子研)

※講演プログラムは予告なく変更される可能性があります。

お問い合わせ先

お問い合わせ先 〒444-8585 岡崎市明大寺町西郷中38
分子科学研究所 ポスト「京」重点課題5事務局
電話 0564-55-7353
FAX 0564-54-2254(代表)
E-mail ft-energy-office@yfep2.ims.ac.jp
※アドレス中の「@」は、半角にしてお送り下さい。