サブ課題B 成果例006 名古屋大学 大学院工学研究科 岡崎 進、篠田 渉、藤本 和士、安藤 嘉倫、吉井 範行、坂下 達哉 燃料電池の高性能電解質膜設計の方法論の確立に向けて計算を開始した。 ImPACTプロジェクトと連携し、大規模全原子分子動力学計算から高分子電解質膜のミクロ相分離構造を解明し、プロトン輸送経路となるチャンネル構造のスルホン酸基濃度依存性や含水率依存性などを明らかにすることにより、電解質膜設計のための計算を開始した。 高分子電解質膜フレミオンのミクロ相分離構造 ・高分子相と電解液相が互いに3~5 nmの入れ子構造を形成 ・電解液相は大域的に結合、つまり端から端までつながり、プロトンを通す