サブ課題A 成果例027
理化学研究所 計算科学研究センター 量子系分子科学研究チーム
- 中嶋 隆人、澤田 啓介、神谷 宗明
【H30年度】メモリ分割版プログラムと太陽電池シミュレータの高度化
数千~1万原子から成る大規模な分子系の励起状態計算の実現に向けて、平成29年度までに開発した基底状態に関する密度汎関数計算のためのメモリ分割版プログラムと太陽電池シミュレータを高度化した。「京」で採用されているTofu高次元トーラスネットワークアーキテクチャを有効に利用したアルゴリズムを設計することで通信を隠蔽し、さらに我々が開発した高並列疎行列ライブラリNTPolyを使って疎行列演算することで大規模な密度汎関数法計算を実現した[1]。