サブ課題A 成果例023
神戸大学 大学院科学技術イノベーション研究科
- Xu Enhua、上島 基之、天能 精一郎
【H30年度】完全結合クラスター還元法(FCCR法)の開発
結合クラスター理論を用いた、新しい強相関ソルバーの開発した。4次までの交換子をあらわに展開することにより、任意の励起演算子を含む完全結合クラスター法を実現した。更に、射影空間と交換子にスクリーニングを施すことにより完全結合クラスター還元法(FCCR法)の開発に成功した。FCCR法は、電子の静的相関と動的相関を同時に取り扱う事が可能であり、多くの光合成系の水酸化触媒で見られる、多核遷移金属酸化物の定量的な計算への応用が期待される。本研究成果はPhys. Rev. Lett.誌に発表された。