サブ課題C 成果例004
北海道大学 大学院理学研究院
- 武次 徹也
NIMS ナノ材料科学環境拠点
- Andrey Lyalin(理論)、野口 秀典(実験)、魚崎 浩平(実験)
理論計算による酸素還元・水素発生機構の解明により、燃料電池の非白金系酸素還元触媒候補(BN/Au)の高機能化の知見が得られた。
実験-理論計算の協働により、燃料電池の非白金触媒候補として、BN/Auが酸素還元能を示すことを実証していたが、酸素は過酸化水素までしか還元されなかった(2014年)。今回、BN/Au上にAuナノ粒子を担持した材料を電極触媒に用いることにより酸素が水まで還元されることを実証し[1]、さらにBNのサイズを制御することによりBN/Auがきわめて高い水素発生能を持つことを実証した[2]。