サブ課題B 成果例015
名古屋大学 大学院工学研究科
- 岡崎 進、篠田 渉、藤本 和士、吉井 範行、安藤 嘉倫、坂下 達哉、Chunwei YANG
【H29年度】MODYLASの機能開発
MODYLASの計算機能としては、hydroniumイオンによる単純な輸送に加えて、化学反応の組み換えによるプロトン移動反応、さらにはGrotthuss機構をも含むプロトン輸送を記述できるEVBモデルの導入を進めつつある。今年度すでに1コア版の開発を終え、現在MODYLAS本体への移植を進めつつある。
自由エネルギー計算に関しても、MODYLASにおいて熱力学積分法を必要に応じた形式で汎用的に利用できるよう、相互作用関数中への摂動パラメータλの導入やFMM計算におけるbackground chargeの取り扱いの整備等に着手した。
また、燃料電池電極4相界面の解析のために白金に関わる新規相互作用関数の導入に着手したほか、高分子系の計算に必要な相互作用関数、初期構造に発生プログラム等の整備に着手した。