研究成果

これまでに創出した成果をご紹介します。

サブ課題A 成果例001

神戸大学 大学院科学技術イノベーション研究科
  • 天能 精一郎、大西 裕也、土持 崇嗣、上島 基之、Xu Enhua

露わに相関した二次のグリーン関数法により電子除去(イオン化)エネルギーの大規模・高精度計算を可能にした。

光応答性・電気応答性の機能性材料で重要な物性値の一つである電子除去(イオン化)エネルギーの大規模高精度計算が、GELLANに並列実装されている露わに相関した二次のグリーン関数(GF2-F12)法と京コンピュータによって可能に。

(左)オリゴチオフェンの最高被占軌道からの電子除去(イオン化)エネルギー vs チオフェン環の数の逆数
GF2-F12法を用いると、実験値をよく再現することができる。
また、精密な実験が難しくなるような大きな分子でも、GF2-F12法と京コンピュータを用いると電子除去エネルギーの高精度計算が可能であるため、電子除去エネルギーの鎖長依存性も正確に求めることができる。