研究成果

これまでに創出した成果をご紹介します。

サブ課題A 成果例3

神戸大学 大学院科学技術イノベーション研究科

天能 精一郎、大西 裕也、土持 崇嗣、上.島 基之、Xu Enhua

スピン射影(PHF)法により天然光合成光システムIIの酸素発生中心である
マンガンクラスタの純粋なスピン状態の計算を可能にした。

マンガンクラスタは複雑な電子状態をとるので量子化学計算が非常に難しい系である。PHF法を用いることでこれまでは困難であった超微細相互作用(マンガン核と電子のスピン間相互作用) の実験値を精度よく再現できた。PHF法は光合成の酸素発生機構のより詳細な理解をもたらし、さらに人工光合成の設計開発に寄与することが期待できる。

光分解能X線結晶回折により観測された光システムIIの構造と酸素発生中心マンガンクラスタ

従来法であるUHFやDFTよりもPHF法(PAV,VAP)の方が実験(Exp)を再現する結果を与える。つまりPHF法により超微細相互作用の記述が改善された。